|
◆攻めぎ合う冬と春
節分/立春を越して、暦の上では春を迎えた途端、
年末年始の暖冬から一転、厳しい寒さに遭遇。3度の降雪があった。
と云っても、いづれも春の淡雪で瞬く間に消えていったが…。
今シーズンの暖冬は北冷西暖、
すなわち北ほど寒さ厳しく、西ほど暖かいそうだ。
ここ愛知県は地域的には太平洋岸の温暖な場所に入るが、
日本海側にも近く、琵琶湖・伊吹山を経て、寒気が流入しやすい土地柄でもある。
その通り道にある岐阜県関ヶ原一帯は降雪量も多く、
冬季の東海道新幹線が遅れることは、ニュース等で皆さんお聞き及びのことと思う。
一方、夏季の高温多湿さも半端ではないから、
気象的に見れば非常に稀有な地域と云える。
冬、夏ともに厳しい所ゆえ、
八丁味噌や味噌煮込みうどんなど、濃い味付けが多いのも頷ける。
多分に話しが横道に逸れたが、
度々の淡く、はかない降雪をみると、今まさに冬と春が攻めぎ合う真っ最中に見える。
一見すると冬が勝っているように思えるが、そうではない。
風のない陽だまりで感じる陽射しは春そのものだし、
日一日と日の出が早く日の入が遅くなって、昼間(日長)時間が延びている。
そして増えた光量によって、遠景のディテールがはっきりと見えるようになった。
植物や鳥のみならず、人も心ときめく春の足音は、すぐそこまで来ている。
(2008.2.17)
|