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◆桔梗
桔梗が今を盛りと咲いている。
しかし、秋の七草であるハズの花が今ごろ何故?
と、訝しがる方もあろう。
温室利用や日照調整などによる促成栽培ではなく、
自然環境下でさえ、この時期に盛花を迎える。
これにはワケあって、
人間の飽くなき望みを叶えるべく数々の品種改良を加えるうちに、
元来秋咲きであったものを初夏~夏咲きにする実現には成功したものの
それとは引き換えに自生種(秋咲き性質)は激減、
絶滅危惧Ⅱ類に指定されるまでになってしまった。
慌てふためいた園芸界は秋咲き性質を取り戻すべく、再び品種改良を重ねている。
園芸界に携わる一人として、
こんな事を言っては申し訳ないが、何ともお粗末な話しである。
人間の欲望(園芸界にとってIncomeのモト)があるからと云って、
それにただただ従った結果、今
自然界から厳しいシッペ返しを喰らっているわけだ。
現在、青いバラの実現(性質固定)に向け、某メーカーを中心に改良が進められているが、
この桔梗のような轍を二度とは踏んでもらいたくないし、
人間様の便利さや要望を叶えるためだけの行動は、
化石燃料を急速大量に消費した結果、今われわれが直面している
"地球温暖化" 問題と、どこか根底でつながっている気がしてならない。
(左上:雨に濡れる桔梗、右上:二重咲き桔梗)
(左下:風船みたいに膨らんだ蕾、右下:白花)
(2008.7.16)
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