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◆節句と植物
9月の「四季を感じて」の原稿を作っていて、
あらためて各節句と植物の関係を知ると、なるほどナァ、と思ってしまった。
おさらいするまでもないが、節句日と関わり深い植物は以下の通り。
1月7日の人日 ⇒ 七草
3月3日の上己 ⇒ 桃
5月5日の端午 ⇒ 菖蒲(文目)
7月7日の七夕 ⇒ 竹・笹
9月9日の重陽 ⇒ 菊
ただこれらの節句日は、明治時代より前のいわゆる旧暦(太陰暦)に基づいているので、
今の新暦(太陽暦)になおすと、次のような時期になる。
(旧暦は不定期に閏月が入るので、旧暦日と新暦日が1対1対応にはならないが、
平準化するとほぼこうなる、と捉えていただきたい)
旧暦 新暦日
1月7日、七草 ⇒ 2月中旬
3月3日、桃 ⇒ 3月末~4月初旬
5月5日、菖蒲 ⇒ 6月初旬~上旬
7月7日、竹・笹 ⇒ 8月上旬~中旬
9月9日、菊 ⇒ 10月上旬~中旬
で、何が云いたいのかというと、
新暦で節句を行うと、自然開花していない(又は入手困難)等、理屈に合わないことが、
旧暦基準に戻すと、見事解消する点だ。
(節句のみならず、仲秋の名月など二十四節気についても当然あてはまる)
2月中旬 → 若芽、若葉が採取可能
3月末~4月初旬 → 桃花の旬
6月初旬~上旬 → 菖蒲(文目)の旬
8月上旬~中旬 → 夏の快晴日和
10月上旬~中旬 → 菊花の旬
世はLOHASばやりであるが、
その根底には、
人間も地球生物の一員であるという認識や自然との共生・回帰意識がある、と
云っていいだろう。
今の我々(日本人)は七夕の天候は別として、
新暦の節句にもかかわらず、ハウス栽培などの人為的行為で必要な植物が得られる。
でも見方を変えれば、
実は自然(地球)に負担をかけつつ、人間だけが恩恵を享受している
大変ありがたい事ではないだろうか。
旧暦で節句を楽しめば、風流ですネ、と言われるばかりか、
自然の恩恵の一部として、ムリなく花咲く植物を得られる。
それは我々ができる 『Stop!地球温暖化』 だと思うのだが、いかがであろうか?
*各節句日の起源、また1月1日(元旦・元日)が節句でない理由も、
9月の「四季を感じて」で触れるので、そちら をご覧いただきたい。
(2007.9.2)
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