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~ 植物との語らい ~



節句と植物

 

  9月の「四季を感じて」の原稿を作っていて、

  あらためて各節句と植物の関係を知ると、なるほどナァ、と思ってしまった。

 

  おさらいするまでもないが、節句日と関わり深い植物は以下の通り。

 

   1月7日の人日 ⇒ 七草

   3月3日の上己 ⇒ 桃

   5月5日の端午 ⇒ 菖蒲(文目)

   7月7日の七夕 ⇒ 竹・笹

   9月9日の重陽 ⇒ 菊

 

  ただこれらの節句日は、明治時代より前のいわゆる旧暦(太陰暦)に基づいているので、

  今の新暦(太陽暦)になおすと、次のような時期になる。

  (旧暦は不定期に閏月が入るので、旧暦日と新暦日が1対1対応にはならないが、

   平準化するとほぼこうなる、と捉えていただきたい)

 

   旧暦            新暦日

   1月7日、七草  ⇒  2月中旬

   3月3日、桃    ⇒  3月末~4月初旬

   5月5日、菖蒲  ⇒  6月初旬~上旬

   7月7日、竹・笹   ⇒  8月上旬~中旬

   9月9日、菊    ⇒ 10月上旬~中旬

 

  で、何が云いたいのかというと、

  新暦で節句を行うと、自然開花していない(又は入手困難)等、理屈に合わないことが、

  旧暦基準に戻すと、見事解消する点だ。

  (節句のみならず、仲秋の名月など二十四節気についても当然あてはまる)

 

    2月中旬       → 若芽、若葉が採取可能

    3月末~4月初旬 → 桃花の旬

   6月初旬~上旬  → 菖蒲(文目)の旬

    8月上旬~中旬  → 夏の快晴日和

  10月上旬~中旬  → 菊花の旬

 

  世はLOHASばやりであるが、

  その根底には、

  人間も地球生物の一員であるという認識や自然との共生・回帰意識がある、と

  云っていいだろう。

  今の我々(日本人)は七夕の天候は別として、

  新暦の節句にもかかわらず、ハウス栽培などの人為的行為で必要な植物が得られる。

  でも見方を変えれば、

  実は自然(地球)に負担をかけつつ、人間だけが恩恵を享受している

  大変ありがたい事ではないだろうか。 

 

  旧暦で節句を楽しめば、風流ですネ、と言われるばかりか、

  自然の恩恵の一部として、ムリなく花咲く植物を得られる。

  それは我々ができる 『Stop!地球温暖化』 だと思うのだが、いかがであろうか?

 

  *各節句日の起源、また1月1日(元旦・元日)が節句でない理由も、

   9月の「四季を感じて」で触れるので、そちら をご覧いただきたい。

 

                                          (2007.9.2)




植物との語らい


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