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~ 植物との語らい ~



卯の花 私考

 

  旧暦(陰暦)の卯月を迎え、卯の花(空木)がきれいに咲いている。

  僕のもう一つのWebサイト(Plants-Sheet.com)で、卯の花(空木)を載せるにあたって

  いろいろ調べてみたら、

  ウヅキとウノハナの言葉の発生順序に2説あることが判った。

  すなわち、ウヅキからウノハナが派生したと云う説、またその逆と云う説だ。

 

  僕個人の私見としては、ウノハナが先で、ウヅキはそれを受けて後から発生した、と考える。

  その理由は以下の通りだ。

 

  暦の発生(導入)には、権力者による社会形成が必要。

  併せて文字数字による表記伝承が行われるようになった。

  それに対し、

  植物の認識は自然発生的で、必ずしも表記伝承は要らず、口頭伝承で十分。

  また植物の認識は、花咲く時期だけとは限らない。

 

  そのようなことから、

  まず枝や茎が中空の植物をみつけ、それをウツギと呼ぶようになった

   ↓

  次にその花を見て、ウツギノハナと名づけた

   ↓

  それが次第に省略転訛されて、ウノハナになった

   ↓

  時代が下り、文字(漢字)が導入され、卯の花と記述するようになった

  卯は、草木が地面を覆う状態を表す古い時代の漢字、

  茂(ボウ:しげるの意)、または冒(ボウ:おおうの意)に相当する

  (後に覚えやすくするため、茂または冒を卯に変えた)

 

  卯の字を当てたのは、ウノハナの株立ち叢生し、花のたわわに咲く枝垂れる姿が

  あたかも地面を覆うようだから、と考えたのではないだろうか

  当時、植物名を決めれるのは相当なインテリであり、当然諸事に通じていたと思うので、

  卯の意味を知って当てた、のではないだろうか

  そして、暦を導入した際、卯の花が咲く月なので卯の花月と命名し、

  更に時代が下がる中で省略転訛され、卯月となった

 

  と、考えてみた。

  まるっきりの推論であるが、この仮定を基に検証を進めていきたい。

  仮定が正論である場合もあるし、逆に違うことが判ることもある。

 

  事実を知ること、亦愉しからずや、である。

 

                                          (2007.6.5)




植物との語らい


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