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~ 四季を感じて ~



重陽の節句 (2007/September)

 

  古く中国では陰陽思想に基づき、

  陽の数字、すなわち奇数の重なる月日をめでたいハレの日として来た。

 

  それが節句であり、

  1月7日の人日(七草)、3月3日の上己(桃)、5月5日の端午(菖蒲)、7月7日の七夕(竹・笹)

  として現代にも残っている。

 

  では9月9日は違うのか?

  現代では有名無実になってしまったものの、この日も列記とした重陽の節句である。

  名前の由来は、陽の数字(奇数)で最大の9が重なることにちなむ。

  で、何を祝った節句かと云うと、長寿である。

  現代暦の節句としては消えてしまったが、その考え方は姿(月日)を変えて

  敬老の日として、ちゃんと受け継がれている。

 

  中国から節句思想の伝わって以降、

  日本でも重陽の節句として、宮中行事化されていたらしい。

  その年に咲いた菊花を酒に浸し、菊酒と称して飲用。

  長寿を祝い、健康を祈念したそうである。

  また江戸時代は武家の祝日でもあった。

 

  しかし明治の世を迎え、新暦の9月9日では自然開花の菊花は入手困難になり、

  いつの間にか行事は廃れていったらしい。

  ハレの日を祝う実際の行動(行事)が無くなった故に、節句としても無用となり

  我々の生活からは消えたワケだ。

 

  されど電照技術が発達した現代、

  節句日の9月9日に菊を咲かすのは、さほど難しいことではなくなった。

  失われし節句を再び身近なものにできないだろうか。

 

  梅雨明け後の気象庁予測に反して、今夏は厳しい暑さだった。

  9月に入ってもまだ真夏日となる残暑がある。

  そんな時だからこそ、人生の先達である年長者を敬意を表しながら、思う。

 

  *なぜ1月1日(元旦、元日)が節句日でないかの理由は ⇒ コチラ

 

   
  菊樹の盆栽  

スプレーマム

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