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◆釣瓶獲られて (2007/July)
標題は有名な句 「朝顔に
釣瓶獲られて もらい水」(加賀の千代女 作) より頂いた。
もうお判りの通り、今回のテーマは朝顔だ。
日本人で朝顔を知らない人は、まず居まい。
それくらい身近な夏の植物であるが、残念ながら日本自生ではない。
世界各地に分布すると云われるが、共通するのは南方・熱帯性と云う点だ。
そして意外なことにアノ、サツマイモとは兄弟といえるほど近しい。
更につけ加えるならば、ナス科とは近縁関係にある。
今や夏の代表になったペチュニアと花姿がそっくりなのも、偶然ではないワケだ。
自生でない朝顔が日本に伝わったのは、奈良~平安時代だと云われるが、
遣唐使節が、中国名で「牽牛子(けんごし)」と呼ぶ、
薬用(=下剤)植物の種を持ち帰ったのが最初らしい。
江戸時代に入ると、観賞用として花開き、「変化朝顔」と呼ばれる一群が多数作出された。
八重咲きやら、花弁が細く糸のように切れ込んだもの、はたまたそっくり返ったものなど、
普段目にする花型、ラッパ型(丸型)とはまるで違う。
「エ~ッうっそ~、これが朝顔?!」と思うような花姿だ。
この変化朝顔、
時代を経るうちにすっかり細々としたものになってしまったが、
ここ尾張名古屋は、かつてその一大中心地であって、
今でもその伝統を受け継ぐ愛好家が住まう街でもある。
(上段 左:古くから身近な一年性のアサガオ、右:宿根アサガオ)
(下段 様々な一年性のアサガオ)
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