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~ 四季を感じて ~



梅は優等生 (2007/February

 

  日本自生ではないけれど、もうすっかり日本の花木になっている樹種、

  それが梅だ。

 

  古くは遣隋使/遣唐使の時代、薬用樹として中国(四川省原産)から渡来。

  日本定着後は万葉人の大伴家持、天神様の菅原道真などを、その虜にしてきた。

  花を愛でてよし、実や材を使ってよし。

  これほど優れた花木はそうもない、といまさらながら気づいた次第。

 

  まず梅干し

  彼の地、本家・中国にも見た目のよく似た食べ物はあるが、

  彼らに云わせれば梅干は "酸っぱすぎて" とても食べれた代物ではないらしい。

  これは日本が世界に誇る健康食品。

  疲労回復・食欲増進・健胃整腸・解熱・鎮痛の効用をもち、

  戦さ場では、防腐材や解毒材として常備されてきた。

 

  烏梅(うばい)

  藁を燃やして青梅を燻製にしたもの、

  黒っぽいところから烏(カラス)の梅と命名。

  こちらは解熱・鎮咳・去痰・腫れ物・下痢止めの効用のほか、染料にも使われたとのこと。

 

  樹皮は草木染めの原料にされ、

  材は堅く緻密で、磨くと光沢が出るため、

  将棋の駒、櫛、算盤の珠、彫刻材、また床柱や壁止めに利用される。

 

  最後に

  菅原道真公の名句

 

   東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花 主無しとて 春な忘れそ

 

  に応えて、

  京から大宰府の主のもとへ一夜にして移動した "飛び梅伝説" に触れると、

  人と同じく植物にも心がある、と感じずにはいられない。

 

'思いのまま'

'緋の司'

'八重松島'

梅の蜜吸うメジロ

  (左から:'思いのまま'、'緋の司'、'八重松島'、梅の蜜吸うメジロ)

 

 

  ※Plants-sheet.comでコチラを掲載しています

   梅(ウメ)




四季を感じて


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